水量が激変し、多彩な瀬を演出する曲がりくねった河川。
小型のリアス式海岸や、極端な気温変化をみせる海辺…
亜寒帯の北海道釧路川から、常夏の与那国島までをフィールドとする日本で
オールラウンドなカヌーを作りつづけることは大変困難なことなのです。
そのうえファルトボートとなれば、ツーリング中の不測の事態も想定し
修復可能な構造が求められるうえ、電車や飛行機による過酷な輸送
軽量化はもちろん担ぎやすさまでと、課題は山積します。

軽くて強い木材、サビない金属、適度に伸縮する化学繊維など材料の調達から
小さな一つ一つのアイデアを結集し、手作業を積み重ねたフジタカヌー。
30年来、同じフネを乗り続けているユーザーや
国内外でのエクスペディションでの高い評価が私たちの誇りです。
フジタカヌーをすでにお持ちの方はご存知でしょうが
“一生使えるカヌー”は四季折々の繊細な自然に、容易に立ち寄ることができ
川、海、湖畔と特別な技術を必要とせず、やさしいレジャーを実現します。
もちろん、ファルトボートでの旅が、極めて環境負荷が低いということは
言うまでもありません。

そんなカヌーの旅が一人ひとりにとっての「本当のゆたかさ」につながる。
「人間を高める」ことのできる遊びをサポートする“きちんとした道具”を提供する。
設立より50年が経ち、フジタカヌーでは過去の実績を基盤として
“きちんとした道具”を作りつづけ、カヌー遊びを普及してまいります。

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